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倭塾サロンメルマガ
No.011
日本語と英語、その「落差」について思うこと
2025/12/15

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英語版の記事を書いていると、
毎回あらためて感じることがあります。
それは、
日本語で書くときと、
英語で書くときとでは、
どうしても大きな「落差」が生まれる、ということです。

英語で書いた文章のほうが、
論点が整理され、構造が明確になり、
ときには日本人の読者にとってさえ、
「こちらのほうが分かりやすい」
と感じられることもあります。

現代日本では、多くの人の思考が、
知らず知らずのうちに英語化しています。
物事を整理し、結論を急ぎ、理由を求める。
そうした思考様式はたしかに
「理解する」うえでは、とても便利です。

けれど、その一方で、私は思うのです。
私たち日本人は、
日本的な情感を、決して手放してはいけないのではないか、と。

日本語の文章は、ときに回りくどく、
行間が多く、
説明不足に見えることもあります。

しかしその中には、
沈黙を尊び、
相手を裁かず、
心の揺れをそのまま受け取ろうとする姿勢があります。

それは日本語が「非論理的」なのではなく、
「論理を超えたところで人と響き合おうとする態度」
を持つからなのだと思います。

私は、英語で発信するときには、
日本的情感のすべてをそのまま持ち出そうとはしません。
むしろ、そこから倫理の芯だけを抽出し、
普遍的な問いとして差し出すようにしています。

一方で、日本語では、
その情感そのものを、削らず、急がず、
そのまま育てていきたいと思っています。

なぜなら、これからの時代に本当に必要なのは、
「正しい答え」を量産することではないからです。
必要なことは、
「互いに震え、共鳴し、響き合える感受性」です。

沈黙を守ること。
誰も見ていなくても約束を守ること。
損か得かではなく、誠を選ぶこと。

こうした日本的思考こそ、
これからの「共震共鳴響き合い」の文明において、
大きな柱になるのではないか。
私は、そう感じています。

英語で理解を渡し、
日本語で魂を育てる。

その両方を続けながら、
これからも丁寧に、
言葉を紡いでいきたいと思います。

もしよろしければ、
以下の2本のブログ記事を覗いてみてください。
同じ物語でも、言語が変わると、
見えてくる景色はまったく違います。

日本語版は、「泣ける」文章になっているのに対し、
英語版は、「どうしてそうなったのか」が主役になっています。

●日本語版 https://hjrc.jp/8024/
●英語版  https://bushido.hjrc.jp/827-2/

英語が苦手・・でも大丈夫です。
画面左下に出てくる赤い囲みの「Translate」をタップしてみてください。
国旗を選択すれば、日本語を含む世界104カ国の言語への変換に対応しています。

小名木善行 拝

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